人それぞれなのよ じゃあ舌の正しい位置は?

今月も音楽教室、自宅レッスン、小学校〜高校と色んな場所にレッスンへ行かせていただきました🐯

クラリネットを吹くのには、アンブシュア(管楽器の演奏者が楽器を吹くときの口の形およびその機能の事)が最も重要になります。

しかし人それぞれ輪郭、歯並び、舌の長さetc..違うため、全員が同じようにやっていても上手くいかない子も出てきます。

中でもかなり差をつけるのが、普段からの舌の位置👅

口を閉じて唾を飲み込んでみて下さい‥

この時、舌はどの位置に当たっていますか?

正しくは、

○上顎にピッタリ触れている

○舌先が上の前歯の少し後ろに触れている

どうでしたか?

違かったという方は以下の2つが当てはまるかも知れません。

低位舌 突出癖

(詳しくは長くなりそうなので、調べてみて下さい)

ちなみに私、昔は低位舌でした!小学生の時に歯科矯正をする際に指摘されて初めて舌の正しい位置を知りました🦷

これは指しゃぶりが長く続いた子や、親の喋り方などを見て、幼少期に癖づけられるそうです。

以前、小学校にグループレッスンへ行くと、なんと約半数が低位舌という‥

歯列にも大きく関わるので、楽器を吹く吹かないに関わらずなるべく早めに直すべきなのですが‥(歯列は当然アンブシュアにも大きく関わります)

残念ながら、この正しい舌の位置は自身で意識して直すしかありません😭

ここを疎かにすると、この先個々で差がかなりついてしまうので、時間をたっぷり取って説明しています。

しかし舌の位置がどんなに重要なのか言葉で説明するのはなかなか難しい‥(昔は説明できずにポカーンとされたことがあり、大反省しました😅)

そこで、この動画なら‥と昔ネットで見た動画を思い出しました。

ベルリンフィルハーモニー管弦楽団ホルン奏者の Sarah Willis さんがMRIで撮影した動画です↓

低音から高音、タンギングなど口腔内で舌がどのように動くのか、ビジュアルで見れるのです!!

これを見せると小学生でもおぉ〜!分かりやすい!と舌の位置の重要さを理解してくれます👏

なのでまずは普段から正しい舌の位置を身につけてもらう!

『授業中とかお風呂入っている時とかに舌を上のアーチの所にピタッとくっつける意識をしてみてね。』

この一言でもかなり変わると思います!とにかく一日一回でも多く意識する事が大事です!

私も口酸っぱく声がけします👹『ん?舌上にちゃんとくっついてる!?』👦『あ‥』

※ちなみに低位舌の方は舌の筋肉が弱いため、舌を上げようと思っても全く上がりません💦

そんな方にはこんなトレーニングを進めています!

•舌を唇と歯茎の間に入れてグルっと一周

•舌を頬の内側を押し当て動かす

•舌を思いっきり出して上にあげる

もちろん無意識に正しい舌の位置の方もいます!

人それぞれではありますが、まずは知って気づいてもらうことがとても大事なことだと思います✊

人それぞれの仕掛け編、身体の使い方編も後々書いていこうかな‥

写真は生徒さんからの熱いメッセージ🔥

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