人それぞれなのよ 身体はどう?編
ずっと書きたかった “身体について” 書き終えました!
今もまだまだ勉強&改善している最中なので、過程としてふぅ〜ん、へぇ〜って感じでサラッと読んでください😃
と言いながらも今回結構長くなってしまいました…
でもこの記事を読み終えた際には 楽器演奏時の身体の重要さ が少しでも伝わると嬉しいです。
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最近のファッション誌やYouTubeのLOOKBOOK動画等を見ると、骨格診断をして(ウェーブ、ストレート、ナチュラル等)自分に似合うアイテムやコーデを取り入れよう〜👗といった特集が多いですよね。
人それぞれ骨格も筋肉量も内臓の大きさも違う為、当然歩き方や動作の癖も違います。(腕が短い長い、猫背、巻き肩、首が長い、肋骨が開き気味、扁平足、等)
なので、少しでも自分の身体について認知しておくと、練習だけでは改善されなかった事がスムーズに改善されたりと、思わぬところでパフォーマンス向上に繋がったりするかもしれません。
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以前の私は、身体の痛みに限界がくるとマッサージに駆け込む🏃という生活で、特に慢性的な首の痛さと肩こりにはずっと悩んでいました。
〜そしてここからは、セッティング編でも少し触れた、吹けなくなった経緯について詳しく〜
最初は演奏時の顎の違和感。
なんとなく仲の良い周囲の人に相談等もしたりしていたのですが、そんな症状がある人はあんまりいなく…原因は仕掛けや吹き方かな。当時はリサイタルも控えていたこともあり、一時的な疲労かな。とばかり思っていました。
なので身体に対しての問題意識は全く無く…
そして徐々に症状は悪化し、長い曲を練習していると、顎&首の痛みで中断して休憩する事が多くなりました。
最終的には、痛みでスケール2オクターブ吹ききれない所まで来るわけです😭 信じられないかと思いますが、本当に…
コロナで仕事が激減した時期とも重なり、クラリネットの音やクラシック音楽を聴くだけで心底嫌な気持ちになっていました。
しかし嫌でも同業者のSNSやTV等で目や耳に情報が入ってきてしまうわけで笑
遮断しているうちに、楽器からも少し距離を取ることに。
でも悪い時期だったとは思っていなく、本当に素晴らしい出会いや学びが沢山あって、とにかくリフレッシュできて楽しかった☺️
昔のR&Bやジャズにハマったり。濱田英明さんの作品に魅了されたり。ラジオや本にハマったり。藤井風さんやVaundyさんのファンになったり。YouTuberにハマったり。散歩にハマったり。皮膚のオタクになったり。沢山の人からエネルギーをもらって幅がグンッと広がった時期でした。
そして急に音楽やりたい、こういう音楽がしたい、と自然とソワソワとエネルギーが湧いてきたのです。
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① 肩甲骨周り〜首〜頭にかけての筋肉
胸鎖乳頭筋、僧帽筋etc‥調べると細かく名称があるので、まず 「首の筋肉」で画像検索 してみてください!
画像で見ると、筋肉ってこんなに広範囲に繋がっているんだ!と驚きですよね。
管楽器を吹いてる姿勢は、ほとんどの場合手を前に出した状態で楽器を持っています。
まず、手を前に出して何か作業をする この体勢は自然な動きではないそうです。
これ本当か分からないけど、衝撃的な事実‥
そして頭は身体の中で1番重いので、どうしても手と同時に頭が👤前に出て、首周辺には相当な負担が…
いわゆる『スマホ首』や『ストレートネック』 デスクワークの人が悩まされる事と、すごく似ているのかもしれません。
そして、管楽器はさらにプラス。
手を前に出した状態で、指を細かく動かして。
息を楽器へ送り出す為に口の中を狭くして息の圧力をあげたりと、(全身のあらゆる筋肉は勿論) 特に私は、演奏時に舌骨筋がよく浮き出ているので、首や顔の筋肉は思ってるより酷使しているのかなと。⚠︎あくまでも私個人の意見です。
こう考えると、結構しんどい事やってるな…
長時間練習して、移動では重い荷物を背負って…これで何も身体のケアをしていなければ、ガタがくるのは当然だわ! と納得
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そして昨年の夏、思い切って整骨院に行くことに。
私は普段から首や肩甲骨を回すと、周りに響くくらいゴリゴリバキバキッ!と音が鳴っていました。
ただ骨が鳴っていると思っていたのですが、実は… 固まった筋肉が癒着して擦れている音 だったのです😨
筋肉は何層にもなっており、整骨院では、浅い筋肉から回数を重ねる事に深い筋肉へとアプローチして、癒着した筋肉をほぐしていきます。
※これを素人がやるのはとても危険なので (大事な動脈や神経がある)必ず整骨院等の国家資格のある専門の方に施術してもらってください⚠️
先生や症状によって治療方針は違うと思いますが、私の場合、最初は週に1回、そして月に1回と徐々に間隔を空けて‥と治療することになりました。
最初は、筋肉がちぎれるっ!ってくらい痛くて、よく叫んでました笑
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ここで息抜き程度に🍵
私が引くほどすごい&印象に残ったミュージシャンのエピソードを2つ紹介します。
○ いつかのクラリネットコンクール(確かヘルバシオさんが胡座🧘🏼♂️で吹いてた時)ヘルバシオさんが参加者待機の場所で、フィギィアスケート選手並みの本格的なアップをしていました。
それを見て日本人勢はザワザワ笑っていましたが、周りの目を気にせずに、笑顔で自分のコンディション作りに集中している姿は今でも印象に残っています。
○ これはテレビで見たのですが、T.M.Revolutionの西川貴教さんは、ライヴ当日は現地に大型トラックで20種類以上のトレーニングマシーンを持ち込んで、直前までトレーナーとバチバチに攻めた筋トレを数時間。肝心な発声は、ステージへ向かう廊下で2秒🤣
ライヴ後は即座に身体を氷水で冷やし、アイスノンを喉にグルグル巻きにしてクールダウン。
スポーツ選手だと食事や身体のケアは当たり前の事ですが、ミュージシャンもスポーツ並みに体力と脳を使うので、同じようにケアするべきだよな。と…(西川さんは特に極端ですが
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そして昨年の夏から整骨院に通っていましたが、状態も安定してきたので、今月でひとまず卒業🎊(整骨院では完治という言葉は使わないそうです)
あとは、ストレッチ&筋膜リリース は1年間朝or夜に欠かさずやりました泣
本当に長期戦でしたが、もう痛みを気にせず思いっきり音楽に集中して吹ける事が本当に嬉しいです🥹
今年の春ぐらいにモーツァルト1楽章通せた時の「あ、やっとここまできたか…」という感動は忘れません。
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〜ここからは治療してから半年ほどして、少し吹けるようになってきた時にやり始めた事〜
②下半身を上手く使えてない=正しい歩き方が出来てない
立って吹くと腰が反ってすぐ痛くなるし、どうしても吹いている時に、上半身に頼ってしまう。下半身をもっと上手く使えるようにしたいな。
私は上半身より下半身が太めで、扁平足の外反母趾気味🦵
実は、これは正しい歩き方が出来ていないからです。
高校では、山本真理子先生(打楽器奏者)のリズムソルフェージュの授業が毎週あったのですが、赤ちゃん👶🏻に戻ったかのように、とにかく立ち方と歩き方をひたすら時間かけてやるのです。
👱『おい福田〜!お尻が置いていかれてる〜!』など言われながら。
なんでこんな事やるのか分からずに授業を受けていましたが、今ではどれだけ重要か理解できます‥(真理子先生とは昨年偶然お仕事で卒業ぶりにお会いして、相変わらず真っ直ぐな芯と品があって素敵でした✨)
じゃあなぜ正しい歩き方が出来ないのか…
得意の私の調べ上げ&分析の結果、特に 背中が硬い、足裏と指🦶が使えてない という事にたどり着きました。
足の🦵張りやお尻の硬さ、これを自身でストレッチ等でほぐしてる前提での考えです!
おそらく私の見解だと、扁平足の人は結構な確率で下半身が太くなる傾向にある気がします笑
そこから改善して正しい歩き方をするって気が遠いですが‥
この問題はまだ改善しきれていなく、ピラティスに通い始めてから急激に変化が出てきているので✨
また経過を見て書きますね。
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最後にこれは学生さんや趣味の方にもやってほしい事👇
③自身の演奏している姿を動画で撮って見る
これが本当に面白くて、何回も撮って見ると全部同じ動画?!ってくらい同じ動きで吹いています笑
動画を見返してる時に、ここのフレーズ上手くいっていない。ここで音が閉じてる。と気づいた際に、身体の使い方あるいは楽器を角度などを意図的に変えてみると意外と良い方向に変わったりします💡
これは生徒でも沢山実験させてみましたが、私も本人も「え!こんなに変わる?しかも吹きやすい!おぉ〜!」と驚いていました笑
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とてもとても長い文になりましたが、今書きたかった事が書けました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日の写真は、親戚から届いた岡山の桃🍑とシャインマスカット🍇